精密根管治療
- 2024.07.06
- BLOG
今月より3か月間、博多に「精密根管治療」の実習に参加しております。
「精密根管治療」ってなんなの?
と思われる方も多いと思います。
私たちが虫歯などで街の歯医者さんに行くと、歯の中の神経を抜いて詰め物などをする「根管治療」と言う保険治療がなされる事が多いです。
ただその保険による「根管治療」の成功率はあまり高いものではなく、治療後も不快感が取れないなどの理由で歯医者さんに通われてる方も多いのが日本の現状です。
そこで出てくるのが「精密根管治療」となります。
「精密根管治療」と「根管治療」の違いは行える治療の幅です。
「根管治療」は保険診療なので使用できる器具や薬剤など細かく決められていますが、自由診療で行う「精密根管治療」では使用できる器具や薬剤などに制限がありません。
本来「根管治療」自体には精密な治療が求められますが、保険での治療には限界があります。
しかし「精密根管治療」であれば、マイクロスコープと呼ばれる歯科用顕微鏡が使用でき、肉眼で確認することが不可能な患部も目視することが出来てより成功率の高い精密な治療が実現されます。
特に動物の歯科治療はすべてに於いて全身麻酔下で行われるため、より精度の高い治療が望まれます。
研修施設では1人1台の手術用顕微鏡を使用です。
精密根管治療の基本中の基本の「ラバーダム防湿」からスタートです。
犬の根管治療は日本のこのスタディグループが世界最高峰だと思います。
研修は来月、再来月と続きます・・・