不妊手術
- 2023.07.08
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研修獣医師の登竜門的手術でもある不妊手術ですが、本当は動物のお腹を開けて卵巣と子宮を摘出する大手術です。
更に胸の深い犬種や脂肪の多いワンちゃんの不妊手術は難易度も高くなります。
ただし当院は若い獣医さんの研修施設的な病院ではありませんのですべての手術は私が行います。
麻酔下で身体にメスを入れる処置の場合は術前の検査で血液凝固機能や心臓の働きなどもチェックします。
動物の痛みを最小限にするための鎮痛剤の使用、お腹を大きく開けてより安全に目視下で確実な手術を心掛けています。
ワンちゃん・猫ちゃんの入院ストレスも最小限にしてあげたいので基本は日帰り手術となります。
ただし小さな傷口をご希望される飼い主さんには腹腔鏡システムを実施している病院の御紹介を行います。
腹腔鏡下不妊手術に関しては獣医師間の間でも様々な意見がありますが、当院の見解は動物にとって不妊手術時における腹腔鏡のメリットはあまり無いものと感じております。
動物にとっては「一生に一度」の不妊手術となります。